駅遠の中古マンションは売却しにくい?理由や売る際のポイントを解説

2024-08-08

駅遠の中古マンションは売却しにくい?理由や売る際のポイントを解説

この記事のハイライト
●駅遠の中古マンションが売却しにくい理由として利便性の低さや駅近のほうが一般的には人気があることなどが挙げられる
●バス停が近かったり子育て環境が良好だったりすると駅遠でも高く売却できる可能性がある
●売却時はホームインスペクションを実施することや売り出すタイミングを考えることなどがポイント

中古マンションは、駅近や築年数が浅いなど、好条件が揃っているほど高く売却しやすいです。
そのため「駅遠だから売れなそう…」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、駅から遠くても売る際のポイントを押さえておけば、スムーズな売却が見込めるかもしれません。
今回は駅遠の中古マンションが売却しにくい理由や、高く売るためのコツについて解説します。
山梨県甲府市で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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駅遠の中古マンションの定義と売却しにくい理由

駅遠の中古マンションの定義と売却しにくい理由

まずは、駅遠の中古マンションの定義と、売却しにくい理由について解説します。

最寄り駅からどのくらい離れていることを指すの?

「駅遠」とは、最寄り駅からどのくらい離れていることを指すのでしょうか。
不動産の広告には、駅から徒歩約〇〇分といった表記があります。
公正取引委員会が定めている、不動産の表示に関する公正競争規約では「80m=徒歩1分」で表記することが定められています。
違反をした場合、警告や罰則を課せられることになるため、広告を出す際はそのルールを守らなければなりません。
しかし、実際に最寄り駅から徒歩何分だから駅近、何分以上は駅遠、という定義はないのが現状です。
一般的には、最寄り駅から5分以内であれば駅近、15分以上かかる場合は駅遠といわれています。

高く売却しにくい理由

駅遠の中古マンションが売りにくい理由の一つとして、駅近のほうが人気があることが挙げられます。
通勤や通学で公共交通機関を使う方は、駅近に条件を絞ってマイホーム探しをするケースも多いです。
公共交通機関を普段使わない場合でも「駅遠は避けたい…」という理由で、購入を見送る方もいます。
同じような条件の中古マンションが売りに出されており、駅近だった場合、そちらのほうが有利になる可能性も否めません。
駅近の中古マンションは、少し強気の価格で売りに出しても、成約に至りやすいといえます。
その反面、駅遠の場合は相場より安く価格を設定しないと、売れない可能性があります。
駅遠でも売れないことはありませんが、売却のしやすさは立地が影響するという点を、押さえておいてください。

査定の評価

不動産流通推進センターが公表しているデータを見ると、駅から徒歩11分以降から、査定の評価がマイナスになっていることがわかります。
しかし、この評価だけで査定額が決まるわけではなく、周辺環境や日当たりの良し悪しなど、さまざまなポイントを考慮したうえで算出されます。
とはいえ、駅遠と駅近では価格差が開く可能性が高く、査定額に大きく影響するといえるでしょう。

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駅遠でも高く売却できる中古マンションの特徴

駅遠でも高く売却できる中古マンションの特徴

続いて、駅遠でも高く売却できる中古マンションの特徴について解説します。

特徴1:バス停が近くにある

特徴としてまず挙げられるのが、バス停が近くにあることです。
最寄り駅から離れている場合、バスや自転車などを使って駅にいく方も多いです。
そのため、バス停がすぐそばにあれば、駅遠であるデメリットを払拭できる可能性があります。
バス停が遠ければ、バスを使うという手段が候補に入らず、購入を見送られてしまうこともあるでしょう。
最寄り駅までスムーズに移動できる環境なら、駅遠でも相場に近い価格で売れるかもしれません。

特徴2:子育て環境が良い

子育て環境が良いことも、特徴の一つです。
お子さまをお持ちのファミリーがマイホームを探すとき、一般的には子育て支援の充実度や教育施設の有無などを重視します。
家の近くに幼稚園や小学校があったり、公園や子育て支援施設などが充実していたりすることは、子育て世帯の強い味方です。
駅遠の中古マンションでも、子育て環境が良ければ高く売れる可能性が高まります。

特徴3:再開発が予定されている

特徴として、再開発が予定されていることも挙げられます。
駅周辺の再開発が進んでいたり、近くに大型ショッピングモールができる予定だったりする場合、そのエリアの地価が上昇するのが一般的です。
地価が上がれば不動産の価値もアップするため、売却価格が高くなります。
再開発によって、住みやすさや利便性が向上するなら、強気の価格で売りに出しても、スムーズな成約が見込めるでしょう。

特徴4:管理や修繕がしっかりとおこなわれている

管理や修繕がしっかりとおこなわれていることも、特徴の一つです。
ゴミステーションやエレベーター、駐輪場などの管理状況は、売却価格を左右する要素となります。
管理や修繕がしっかりおこなわれていないことは、中古マンションの価値が下がったり、内覧者の購入意欲が下がったりする原因です。
「メンテナンスがいき届いている=快適な暮らしができる」という、アピールにもつながります。

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駅遠の中古マンションを高く売却するポイント

駅遠の中古マンションを高く売却するポイント

最後に、駅遠の中古マンションを、高く売却するポイントについて解説します。

ポイント1:ホームインスペクション

ポイントとしてまず挙げられるのが、ホームインスペクションをおこなうことです。
ホームインスペクションとは、不動産に生じている不具合や劣化を、専門が調査するサービスとなります。
見ただけではわからない、雨漏りやシロアリ被害などを把握することが可能です。
中古マンションの売却では、売主は買主から契約不適合責任を問われる可能性を視野に入れておかなくてはなりません。
契約不適合責任とは、契約内容と異なる不動産を引き渡した際、売主が買主に対してその責任を負うというものです。
状況によっては、契約解除や損害賠償請求につながることもあります。
ホームインスペクションであらかじめ状態を調べておけば、どの部分に不具合があるのか、また修繕の時期なども見極めることが可能です。
買主が安心して購入できるので、早期の成約が見込めます。

ポイント2:売り出すタイミングを考える

売り出すタイミングを考えることも、ポイントの一つです。
たとえば同じマンション内の別の部屋が売りに出されている場合、価格競争になる可能性があります。
間取りや専有面積などが同等の場合は、安いほうが先に売れてしまうでしょう。
そのため、別の部屋が売りに出されているなら、売り出す時期をずらすのがおすすめです。

ポイント3:価格を少し高めに設定する

ポイントとして、価格を少し高めに設定することも挙げられます。
土地や建物の売却では、購入希望者から値引き交渉をされるのが一般的です。
そのため、価格を下げて赤字になってしまうケースも少なくありません。
値下げ交渉を考慮したうえで、まずは高めに売り出してみてください。
いくらで売りに出すかは、不動産会社と相談のうえ決めるのがおすすめです。

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まとめ

駅近のほうが利便性が高く人気があることなどの理由から、駅遠の中古マンションは、価格を下げないと成約に至りにくくなるのが現状です。
バス停が近い、子育て環境が良好といった、駅遠であることを払拭できるような理由があれば、高く売れる可能性があります。
売却時はホームインスペクションを実施することや、売り出すタイミングを考えることなどがポイントです。
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